アルファベート

キリエニア語で使う文字をalфaбet(アルファベート)と呼ぶ。
基本的にはラテン文字を使うが、英語やラテン語等と違い、キリル文字を交ぜ書きすることが一般的である。これは、ギリシャ文字、キリル文字、ラテン文字を全て一つの文字体系として扱っているからである。
しかし、「dд」のようにラテン式・キリル式・ギリシャ式それぞれで字体、文字コードの異なるものが存在する。このような文字については、どちらかが異体字として扱われる。
下表では一般的に使用される字体を太字で示した。
ѲΨПΞ(Ψ、Ξはギリシャ文字の字体)は口語体では使われない。また、文語体ではucの大文字はVΓであり、/v/の音を表すためにはBが使われる。

また、一部の子音は後続する母音が硬音文字軟音文字かによって発音が変化する。
硬音文字の前の発音を硬子音、軟音文字の前での発音を軟子音と呼ぶ。

 

文字

名称

発音

硬音

軟音

A a/А а a(ア) /a/ (硬音文字)
Б б/Ƃ ƃ bä(ベ) /b/
B b/В в be(ヴェ) /b/(語末で/p/) /v/
C c/Г с ce(セ) /g/ (語末で/k/) /s/
D d/Д д de(デ) /d/(語末で/t/) /dz/
E e/Е е e(エ) /e/ (軟音文字)
F f ef(エフ) /f/ /v/
Z z/З з zeta(ゼータ) /z/
G g ge(ジェー) /g/ /ʒ/ ([dʒ]~[ʒ])
H h/И и hta(イタ) /ɨ/ (硬音文字)
Ѳ ѳ ʻteta(テタ) /t/
I i/І і i(イ) /i/ (軟音文字)
J j/Ј ј jota(ヨタ) /ʝ/
K k/К к ka(カー) /k/ /ʃ/
L l/Л л el(エル) /l/
M m/М м em(エム) /m/
N n en(エヌ) /n/
Ξ ξ xḧ(クシ) /ks/
O o/О о o(オ) /o/ (硬音文字)
П п pḧ(ピ) /p/
P p/Р р pä(ぺ) /p/ /r/
Q q qu(ク) 外来語以外は”qu”の形でのみ使われる
R r ere(エレ) /r/([ʁ]で発音されることが多い)
S s/Ѕ ѕ ez(エズ) /z/(語末で/s/) /dz/
T t/Т т te(セ) /t/ /ts/
U u u(ウ) /u/ (硬音文字)
V v/Ѵ ѵ vu(ヴ) /v/
Y y/У у ypcilon(ユプシロン) /y/ (軟音文字)
Ф ф/῾P ῾p фi(フィ) /f/
X x/Х х xi(ヒ) /ks/ /x/
Ψ ψ pci(プシ) /ps/
W w/Ѡ ѡ w(ヨ) /ø/ (軟音文字)
чɥ cчe(チェ) “cч”の形でのみ使われる
Ш ш/Ɯ ɯ шa(シャ) /ʃ/
/ʻ ῾ha(ハ) 二重音字で使われる
ъ/ƅ 無音 前の子音を軟音にする

ダイアクリティカルマーク付き文字

文字

発音

備考

Ê ê /a/ 前の子音を軟音化する
Î î /ɨ/ 前の子音を軟音化する
Ä ä /e/ 前の子音を硬音化する
Ö ö /ø/ 前の子音を硬音化する
Ü ü /y/ 前の子音を硬音化する
W̊ ẘ /o/ 前の子音を軟音化する
Ḧ ḧ /i/ 前の子音を硬音化する
Y̊ ẙ /u/ 前の子音を軟音化する

硬音文字・軟音文字について

硬音文字

軟音文字

発音

硬音文字

軟音文字

発音

a ê [a] ä e [e]
h î [ɨ] i [i]
o [o] ö w [ø]
u [u] ü y [y]

多重音字

文字

発音

硬音

軟音

qu /kv/ /k/
ʻp /f/ /r/
/tʃ/
/ʒ/ (語末で/ʃ/)
ʻt /t/
ʻh /h/
ʻe /h/
ʻc /k/
tion /sion/
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